誕生日突発企画「3-4全レース買い」結果報告
|
●前日。
区内某所で鍋パーティ。2月生まれ人口が異常に高い現場で、主催の気配り上手の先導で図らずも祝福される。「誕生パーティ」って、小学生以来でした。ありがとう。
その後、「非常に役に立ちづらく、かさばって、かと言って捨てるにはしのびない」という、誕生日プレゼントの三大条件を見事に満たした逸品をいただく。ちなみにこれまでもらった中で一番センスのよかった誕生日プレゼントは、「ふくらますとリアルなプテラノドンになる浮き袋」で、もらって10年以上経つがまだ捨てられずに実家にある。ふくらますチャンスはまだない。今回いただいた物も、プテラノドンとともに、子々孫々ササキ家に保管され続けることでしょう。ありがとうありがとう。
鍋も空になると、いつの間にか男三人に。カードゲームに火花を散らす。いつの間にか誕生日当日になったことにも気づかず、本気でニムト。初心者相手に大人気ない厳しさを発揮して勝ちを収めていたものの、夜も更け、相手が巧くなってきて、負けが混んできた途端、佐々木あらら、ふて寝。この手の日記を書くたびに思うが、こいつは本当に最低な生き物だ。おそらく二度と鍋には誘われまい。と書いておけば、どうだ、次も誘わざるを得なくなっただろう。
ああこいつは本当に最低な生き物だ。コオロギうじゃうじゃの大壷で溺れ死ね。
●当日朝
目が覚めると8時半ぐらいで、おおいかん、第1レースに間に合わないではないか、といそいそと友人宅を出る。家に帰って荷物だけ置き、そのまま府中の東京競馬場へ。第1レース出走10分前くらいになんとか到着。
馬券を買うのは15年ぶりで(細かい計算をすると犯罪が発覚するが、時効だよ、ワトソン君)、マークシートの記入の仕方にちょっと戸惑い、かなりあせる。
で、買ったさ。
枠連3-4、500円。
馬連3-4、500円。
馬の名前も知らないのに。
(ちなみに、競馬新聞などを見てしまうと邪心が芽生えてしまいそうなので、一切情報なしで通しております)
いちいち買うのがめんどくさいので、とりあえず2Rも同じ買い方をする。
で、この方式だと、全12レースを購入するのに1万2000円という大金が必要となってしまうことに気づき、第3レースからは、
枠連3-4、300円、
馬連3-4、200円、
という買い方にする。面倒なので午前中に全馬券を購入してしまった。計7000円の出費。
ちなみに今日の資金は親からいただいております。ああ、お前って、本当に最低。
●結果
以下、ミクシィの日記で更新していた実況コメントをダイジェストでお楽しみください。
あらら 2008年02月17日 11:01
実況しておきます。
1レース、はずれー。
2レース、1着3着、はずれー。
あらら 2008年02月17日 11:05
3レース、はずれー。
あらら 2008年02月17日 11:18
4レース、あたったら5万円になります。こんなオッズの馬を買ったのは生まれて初めてだ。
あらら 2008年02月17日 11:34
はずれー
まぁ当たるわけないわな
あらら 2008年02月17日 11:40
5レースの枠3ー4は一番人気、馬連3ー4も37倍という、可能性ありそうなオッズ。これは期待できそうです。
あらら 2008年02月17日 11:50
5レースにツヨガリという素敵な名前の馬を発見。買ってしまおうか。
あらら 2008年02月17日 12:26
5レース、枠2ー4でした。あと10歳若ければ。
ツヨガリは最下位でした。さすがツヨガリ。
あらら 2008年02月17日 12:31
6レース、馬連は675倍、枠は42倍。こんな馬券を買う馬鹿の気が知れない。買ったが。
あらら 2008年02月17日 12:39
3番フジプライド、いくらなんでも馬体重12キロ増はひどすぎる。完走できるのか。
なぜこんな馬が3番に……。
あらら 2008年02月17日 12:54
あーはずれましたとも。
あらら 2008年02月17日 12:57
7レース。
これまた当たる見込みのない馬ばかり揃いました。
この実況、おもしろいのか?
あらら 2008年02月17日 13:28
4ー4。あと10歳老けていればー
あらら 2008年02月17日 14:02
もう全然だめっす。
34歳、不幸すぎやしないか。
●女神光臨
ポケットの中の馬券を、手を触れることなく一瞬で燃えるごみへと変えるスーパーマジックをやり続けるのにもいい加減辟易してきた午後2時、「教会での礼拝を済ませてから合流する」というメガネ美女(22)が到着。そう、そういう幸運をもたらしそうな何かが、ここまでの佐々木あらら(34)には足りなかったのだ。
9R、テレビ山梨杯、これが初競馬となるメガネ美女、略称メガ美に馬券の買い方などを教える。とりあえず初心者らしく、「名前がかわいい」との理由で「ガオウ」という馬の複勝を100円だけ買うメガ美さま。
結果。ガオウ、ぱっとせず。あ、3-4? 聞くな聞くな。来ねぇよ。来るかよ。
10R、金蹄ステークス。「馬が近くで見たい」というメガ美さまのご要望に応じて、パドックへ。「あの馬はきれいだ」「あと、あの馬もきれい」と目利きをするメガ美。結局、違う馬を買って負けたものの、メガ美が「きれい」と言った馬は、来た。
佐々木あらら、ここまでのマイナス、6000円。
このままマイナスを積み重ねていけば、34歳の一年は最低な一年になってしまうに違いない。こ、これは……。メガ美に乗るべきなのでは……。
●11R、ダイヤモンドステークス(GⅢ)
そして、運命のGⅢ、ダイヤモンドステークスがやってくるのであった。
ちなみに、PSPのダビスタでは過去何回も優勝したことのあるレースである。
メガ美をパドックに連れて行く。
「8番のアドマイヤモナーク、きれいだね」とのたまうメガ美さま。場内のオッズ表を見ると、なるほど、確かに一番人気である。これはいける。こいつに乗っかれば、俺、いける。
そして第2のご託宣。「1番のコンラッドも、きれい」
馬連1-8は、11.6倍。と、取り戻せるかも……。
次々と紙くず化していく3-4馬券たちに見切りをつけた僕は、メガ美を連れて発売所へと走った。馬連1-8を1000円、1点買い。
次回につづく。