「チョコことば」いかがですか。
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おっと、僕は甘い物は苦手なので、皆様からの義理水道水だけで十分です。あなたからの贈り物と思って自分で蛇口をひねって飲みます。ではさっそく。ごくごく。ありがとう!
ところで、わざわざ生活費を削って、あげたくもない贈り物をするのに、「本命」「義理」「なし」程度の表現力しかないのは、あまりにも貧弱だと思いませんか? 「普段お世話になっている上司に心からの感謝をこめて、ただし愛抜き」とか、「ま、こいつにもついでだからやっとくけど、絶対勘違いすんなよな!」とか、「本命」と「義理」との間には様々な想いが込められているはずです。
せっかくの年に一度のメッセージチャンスですから、チョコレートにはもっと豊かな表現力を持ってもらいたい。いや、もらわねばなるまい。
そこで、今回我々(誰々だ?)が注目したのは「花ことば」です。
たとえば、片思いの相手にホウセンカの花束をもらったとします。あれ? 向こうも俺に気があるのか? いえいえ、まだ手放しで喜んではいけません。舞い上がることなく、ここは落ち着いて「ホウセンカ」の花ことばを調べてみましょう。
ホウセンカ「私に触れないで」
がーん。
「べたべた触るな、このアブラ指野郎!」と直接言うことに比べて、なんてエレガントな表現方法でしょうか。
チョコにも、この表現力が、ほしい。
と、いうわけで、「チョコことば」、つくってみました。
アポロ 「やればできる」
M&M's 「ふつう」
ガーナチョコ 「記録更新」
カプリコ 「元大リーガー」
キスチョコ 「丁重にお断りします」
きのこの山 「忘れたい過去」
コアラのマーチ 「終わらぬ幻覚」
小枝 「弟子にしてください」
5円があるよ 「信じる気持ちが大切」
ショコライフ 「小さな幸せを大切に」/「自分を騙しながら」
白い恋人(石屋製菓) 「北の国から」
ストロベリーチョコ 「ゲーム脳」
スニッカーズ 「肌荒れに注意」
ダース 「月に一度の贅沢」
たけのこの里 「新幹線通勤」
チョコエッグ 「確信犯」
チョココルネ 「健康第一」
チョコバナナ 「疑うな」
チョコベビー 「みんな仲良く」
チョコボール 「確率論」
チョコレートボンボン 「海が見たい」
チョコワ 「オフサイド」
チョコワッフル 「来年の今頃」
チロルチョコ 「節電」
トッポ 「逆転の発想にチャンスが」
トリュフチョコレート 「なかなかめぐりあえない」
生チョコ 「そこまでの快感じゃない」
ヌガー入りチョコ 「いやなにおいがする」
ハートチョコレート 「度胸試し」
バッカス 「食べ過ぎは飲みすぎ」
パックンチョ 「負け犬」
パラソルチョコレート「咲かない花」
ビックリマンチョコ 「水に流す」
ぺロティ 「意味深長」
ポッキー 「味噌汁は赤出し派」
ホットチョコレート 「私を探さないで」
ポポロン 「安産」
ホワイトチョコレート 「馴れ合い」
ホワイトロリ−タ 「挫折」
マカダミアチョコレート 「平和だなあ」
ミントチョコ 「みそぎ」
麦チョコ 「サイドカーの犬にご注意」
ルックチョコレート 「不穏」
飲みすぎが気になる上司にはそっとチョココルネを、銀婚式を迎えたお父さんにはチョコベビーを、最近どこにも連れて行ってくれない彼氏にはチョコレートボンボンを。談志には小枝を。
カプリコは誰にあげればいいやら、見当もつきませんが、まあ、グローブなしで楽天の入団テストを受けにきて当然不合格だったマック鈴木さんにでも送りつけてやればいいんじゃないでしょうか。
では。素敵なバレンタインを。
※「チョコことば」は、ここでみんなでつくったものを勝手に掲載しちゃいました。いいよね?